近畿大学病院外科で膵神経内分泌腫瘍に対する治療を受けられた患者様・ご家族の皆様へ
近畿大学病院外科(以下、当科)では、「膵神経内分泌腫瘍に対する外科的切除症例に関する後ろ向き研究」という臨床研究を行っています。そのため、当科で膵神経内分泌腫瘍に対する治療を受けられた患者様の診療情報を使用させていただきますので、以下の内容を確認してください。なお、この研究は、近畿大学医学部倫理委員会で審査され、承認を受けて行われます。
①情報の利用目的及び利用方法
この研究では、膵神経内分泌腫瘍において外科的切除後の再発の頻度、再発リスク因子を同定するについて調べることを主な目的としています。そのため、当科で膵神経内分泌腫瘍に対する治療を受けられた患者様のうち、①1996年1月から2019年12月までに膵切除術が行われ、病理診断にて膵神経内分泌腫瘍と診断されている、②切除標本において免疫染色が施行され、 膵神経内分泌腫瘍を特定するマーカーが判明している、③WHO2019分類に基づいた悪性度分類が可能な患者さんを対象とし、診療情報のみを研究に利用します。利用する情報は、患者様個人が特定されないように匿名化を行い、個人情報に関しては厳重に管理します。なお、それらの情報を他の機関へ提供することはありません。また、本試験で得られたデータは二次利用する可能性がありますが、その際は改めて本学倫理委員会に申請し承認を得たうえで使用します。
②利用する情報の項目
- カルテ情報(年齢、性別、診断名、臨床病期、治療方法、予後に関する情報)
- 各種検査結果(血液検査・細菌検査・病理学的検査・画像検査)
③利用する者の範囲
近畿大学病院 外科 竹山 宜典、松本 逸平、川口 晃平
国立がん研究センター中央病院 肝胆膵内科 肱岡 範
④情報の管理について責任を有する者の氏名又は名称
近畿大学病院外科学教室 肝胆膵外科部門 竹山 宜典
⑤研究対象者の求めに応じて、研究対象者の情報の利用を停止すること
この研究では、患者様・ご家族様の診療情報が利用されることに同意できず、拒否されたい場合に、下記の方法により、いつでもその利用を停止することが可能です。また、利用の停止を受け付けた場合でも、その後の診療において一切の不利益を受けることはありません。
⑥上記⑤の求めを受け付ける方法
下記までご連絡ください。なお、この研究に関するすべてのお問い合わせも下記で受け付けます。
[お問い合わせ先]
近畿大学病院外科学教室 肝胆膵外科部門 川口 晃平、松本 逸平、竹山 宜典
電話:072-366-0221 FAX:072-367-7771