肝臓・胆道・膵臓
はじめに
肝胆膵グループでは、肝がん、胆道がん、膵がんをはじめとする、あらゆる肝胆膵疾患に先進的高度医療を提供します。
肝胆膵疾患の診断・治療は専門性が高く、全国的にも施設の集約化が進んでいます。当施設では消化器内科、腫瘍内科、放射線科をはじめとする他診療科・他部門との強力な連携のもと、個々の患者さんに、最新かつ最良の医療を提供いたします。日本肝胆膵外科学会修練施設Aに認定されており、学会が認定する高難度肝胆膵外科手術を年間約120-130例実施しており、全国的にも有数のハイボリュームセンターとして、日々、診療・教育・研究に取り組んでおります。
当科が対象とする疾患と診療内容の特徴を以下にお示しします。特に膵がんをはじめとするすべての膵臓疾患に対する治療を得意としています。進行がんに対しては、抗がん剤や放射線療法を行った後、拡大手術により根治を目指します。一方、ロボット手術をはじめとする傷が小さく、身体への負担の少ない手術や、術後糖尿病の発症予防やQOLに配慮した手術も積極的に行っています。また、内視鏡治療などの内科的治療が奏功しない慢性膵炎の外科治療も多く行っています。
私たちは患者さんにより良い医療を提供すべく、教室員一同日々研鑽を重ねております。
肝胆膵疾患にお悩みの方はいつでもお気軽にご相談ください。
近畿大学医学部
外科学教室
肝胆膵部門 主任教授
松本逸平
当科で診療を行っている疾患
- 膵がん
- 膵管内乳頭粘液性腫瘍 (IPMN)
- 膵神経内分泌腫瘍
- 膵嚢胞性疾患
- 急性・慢性膵炎
- 胆道がん
- 原発性肝がん
- 転移性肝がん
- 十二指腸がん
- 胆石症などの良性疾患
当科の肝胆膵疾患に対する診療の特徴
- 他診療科・部門との強力な連携のもと、最新かつ最良の治療を提供
- 肝胆膵がんに対する抗がん剤、放射線治療、手術を組み合わせた集学的治療
- 新規治療開発を目指した肝胆膵がんに対する臨床試験
- 進行肝胆膵がんに対する拡大手術・コンバージョン手術-あきらめないがん治療-
- ロボット支援下・腹腔鏡下肝胆膵低侵襲手術
- 術後糖尿病対策、QOL改善を目指した膵機能温存・縮小手術と周術期管理
- 慢性膵炎に対する積極的外科治療
- 安全・確実な手術 -術後合併症を予防する新規手術方法-
- あらゆる肝胆膵疾患に対する外科治療