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肝臓・胆道・膵臓 第3回慢性膵炎なんでも相談会

第3回慢性膵炎なんでも相談会 開催報告

日時
2024年5月18日(土)13:00~15:00
場所
近畿大学病院 円形棟小講堂
参加人数
26名

開催内容

慢性膵炎患者さんとそのご家族を対象に、第3回慢性膵炎なんでも相談会を開催しました。日常の外来診療では時間的な制約があり、患者様が聞きたいことがあってもなかなか聞くことができない場合があります。今回の相談会は、患者様の疑問や不安を解消し、専門家から直接アドバイスを受ける機会を提供するために企画しました。

講演

講師の先生方から、慢性膵炎とはどのような病気か、内科的・外科的治療法について、そして日常生活で気をつけるべき点などを中心にミニレクチャーを行いました。

慢性膵炎とはどんな病気か?

講師: 大本俊介先生(近畿大学病院 消化器内科)
慢性膵炎の基礎知識や病因、症状、診断方法についてのミニレクチャーが行われました。

内科的・外科的治療法について

講師: 村瀬貴昭先生(近畿大学病院 外科 肝胆膵部門)
内科的治療(薬物療法や生活習慣の改善)および外科的治療(手術適応や手術方法)についての最新情報が提供されました。

生活で気をつけることは?

講師: 亀井敬子先生(近畿大学病院 外科 肝胆膵部門)
慢性膵炎の手術後において重要な生活習慣(食事、アルコール摂取、運動など)について具体的なアドバイスがありました。参加者の方々はとても熱心にレクチャーを聞いており、写真やイラストが用いられていて非常にわかりやすかったと好評でした。

質問コーナー

膵炎再発予防の対策、痛みの対処法、食生活、膵がんのリスク、糖尿病、消化剤などの薬について、多数の質問が寄せられました。講師の先生方が分かりやすく回答し、参加者からは、丁寧に質問に答えてくれてよかった、日頃の疑問や不安が解消されたという感想が多く寄せられました。また、他の患者さんが困っていることや疑問点を知ることができてよかった、患者同士で意見交換や体験談を話し合いたいという意見もありました。次回の相談会では、そのような企画も検討したいと考えています。

今回の相談会は、多くの参加者が集まり、活発な意見交換が行われ、大変有意義な会となりました。昨年に引き続き年に1回開催していますが、参加者の方からは、慢性膵炎と向き合う良い機会になるとの意見が寄せられ、改めてこの相談会の重要性を感じました。今後も定期的に開催し、さらに内容を充実させていきたいと考えています。

連絡先:

慢性膵炎患者会 事務局(近畿大学病院 外科 肝胆膵部門内)
〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2
TEL: 072-366-0221(内線3115)
FAX: 072-368-3382

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