近畿大学病院外科で肺がんに対する治療を受けられた患者様・ご家族の皆様へ
近畿大学病院リハビリテーション科(以下、当科)では、「肺がん患者における術前横隔膜ドーム高と術後呼吸器合併症の関連―後ろ向き観察研究―」という臨床研究を行っています。そのため、近畿大学病院外科において肺がんに対する治療を受けられた患者様の診療情報を使用させていただきますので、以下の内容を確認してください。なお、この研究は、近畿大学医学部倫理委員会(https://www.med.kindai.ac.jp/rinri/index.html)で審査・承認を受け、医学部長による実施の許可を受けて行われます。
①情報の利用目的及び利用方法
この研究では、肺がん患者に対する術前の胸部レントゲンにて評価できる横隔膜の高さ(横隔膜ドーム高)と術後肺炎などの呼吸器合併症との関連性について調べることを主な目的としています。そのため、当科で肺がんに対する治療を受けられた患者様のうち、1.2017年1月以降に閉塞性換気障害を呈する肺がん患者で,肺切除術を実施した40歳以上の肺がん患者。2.肺がん術前の時点で歩行が自立していた患者。を対象基準とし、1.術後経過にて再手術となったもの。2.術前後に横隔神経麻痺を呈した者。3.対象者から同意が得られなかった場合。4.研究責任者が研究への参加が不適切であると判断した患者を除外基準とし、これらの対象基準を満たし、除外基準に該当しない方を対象として、診療情報のみを研究に利用します。利用する情報は、患者様個人が特定されないように匿名化を行い、個人情報に関しては厳重に管理します。なお、それらの情報を他の機関へ提供することはありません。本研究において取得した情報を将来関連する情報で使用する可能性があります。その際は、新たに研究計画を策定し、倫理委員会において審査を受けます。
②利用する情報の項目
- 診療情報(年齢・性別・身長・体重・診断名・既往歴・喫煙指数・臨床病期・入院・治療方法・腫瘍の部位や大きさ・手術成績・予後に関する情報)
- 各種検査結果(血液検査・肺機能検査・病理学的検査・画像検査・筋力検査・運動負荷試験検査)
- 全ての情報を診療録から取得します。
③利用を開始する予定日
医学部長による実施許可日(2024年9月30日)
④利用する者の範囲
本研究に参加する当科の医師等
東本 有司 リハビリテーション医学 臨床教授(研究責任者)
野口 雅矢 リハビリテーション部 理学療法士
白石 匡 リハビリテーション部 技術主任
津谷 康大 外科学 主任教授
武本 智樹 外科学 講師
⑤情報の管理について責任を有するものの名称
近畿大学医学部
⑥研究対象者の求めに応じて、研究対象者の情報の利用を停止すること
この研究では、患者様・ご家族様の診療情報が利用されることに同意できず、拒否されたい場合に、下記の方法により、いつでもその利用を停止することが可能です。また、利用の停止を受け付けた場合でも、その後の診療において一切の不利益を受けることはありません。
⑦上記⑥の求めを受け付ける方法
下記までご連絡ください。なお、この研究に関するすべてのお問い合わせも下記で受け付けます。
なお,申し出のタイミング(学会発表後や論文投稿後)によって,利用の停止が不可能な場合があります.ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします.
[お問い合わせ先]
近畿大学病院(リハビリテーション部)(野口 雅矢)
電話:072-366-0221 内線:6768