内視鏡外科
医療関係者の方へ
内視鏡外科手術はご存じのように、患者さんにとっては低侵襲でメリットの大きい手術ではあります。
癌に対する内視鏡外科手術は施行しているものの、がんの進行度により、貴院では開腹手術で施行を考えておられる疾患に対しても、当院では、当科と腫瘍内科、消化器内科、放射線科とともに、個々の症例について検討会を行い、最適な治療が受けられるよう心がけております。
近年、平均寿命が高くなるにつれ、併存疾患をお持ちの方も内視鏡外科手術を受ける機会が増えることと思います。また内視鏡外科という低侵襲な手術を受けることにより、よりQOLの高い術後経過、退院後の日常生活が送れるものを考えております。併存疾患をお持ちの患者様にも、大学病院という特性を生かし、他科とも連携を密に取りつつ、安心して内視鏡外科手術を安全に受けていただくよう心がけており、万一術後に問題があった場合にも速やかに当該科に相談することにより、適切な処置を行っていただくよう万全を尽くして手術を行っております。
貴院で、癌の進行度や併存疾患により内視鏡外科手術を躊躇されるような症例がおありの際には是非ともご紹介いただきたく思います。
初期臨床研修医の方へ
当部門は全国でも珍しく、内視鏡外科という部門を単独で有している科であり、部門スタッフは他の部門も兼務し、それぞれの疾患のスペシャリストとして活躍しています。また、それぞれの部門には、日本内視鏡外科学会技術認定を取得した医師が後進の指導に当たっております。
臨床以外でも、院内シミュレーションセンターで1-2ヶ月に1回のハンズオンセミナーや、年1回は1泊2日のウェットラボ(動物を用いた)セミナー、不定期ではありますが、院内で他科も含めたカダバートレーニングも開催しており、解剖学的、技術的知識を深めるよう指導を行っております。
見学はいつでもお引き受けいたしますので、是非ともご連絡ください。
詳細は当科ホームページ"医局員募集"の項をご参照ください。