ごあいさつ

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  • 安田 卓司主任教授
    上部消化管外科
    診療部長
    安田 卓司
  • 川村 純一郎主任教授
    下部消化管外科
    診療部長
    川村 純一郎
  • 津谷 康大主任教授
    呼吸器外科
    診療部長
    津谷 康大
  • 松本 逸平主任教授
    肝胆膵外科
    診療部長
    松本 逸平

近畿大学病院は1975年の開院以来、大阪狭山の地で診療を50年間続けてきましたが、建物の老朽化と先端機器に対する対応の限界から堺の泉ヶ丘の駅前に移転し、2025年11月6日、新たに開院しました。これまでも南大阪唯一の大学病院としての自覚を持って診療にあたってきましたが、これからは駅直結の大学病院としてより地域に根ざし、地域から信頼される病院として一層取り組んでまいりたいと思います。

近畿大学の外科は、消化器外科(食道から直腸・肛門までの外科、肝臓や胆嚢、膵臓の外科)、呼吸器外科(肺、縦隔の外科)、内分泌外科(乳腺、甲状腺、副腎の外科)、小児外科(小児の外科全般)という広い領域を担当する大外科教室です。主に悪性腫瘍(がん)に対する外科手術が専門ですが、近年のがん治療は手術、化学療法(抗がん剤治療)、放射線治療、そして免疫療法と複数の治療を組み合わせて治癒を目指す"集学的治療"が基本です。 正確な進行度診断に基づいて、何の治療を、どんな順番で行うかが重要で、組み合わせや順番によっては結果も変わってくる時代です。そのため個々の症例毎に専門科が一堂に会し、意見を出し合って最適の治療を検討しています。それが「キャンサー・ボード」と呼ばれるもので、外科医、腫瘍内科医、放射線診断医・治療医、そして疾患毎に消化器内科医・呼吸器内科医。小児科医が毎週症例毎に検討を行い、合議の元に治療方針を決定しています。しかし、その中でも外科手術が治療成績に与える影響は大きく、大学病院として経験豊富な外科スタッフを揃えており、他院では治療困難な進行例や併存疾患によるハイリスク症例にも積極的に可能性を追求して取り組んでいます。しかし、『病気を治療する』のではなく、『病気を患った人を治療する』ということを肝に銘じて、根治性と共に胸腔鏡や腹腔鏡および手術支援ロボットを駆使してQuality of Life(生活の質)を重視した身体にやさしい集学的がん治療を行なっています。
また、私たちは現在の治療に満足することなく、治療成績をより向上させるため、より術後のQuality of Lifeを充実したものにするために新しい診断や治療法の開発に繋がる基礎研究ならびに臨床研究にも数多く取り組み、最新で最先端の医療を患者さんに届けるために日々努力を続けています。詳しくは、各部門別のホームページをご覧頂ければと思います。

私たちは患者さんの"治りたい"という気持ちに対して最高の治療を提供し、最大限の支援をして、病気の克服を手助けしますが、病気は治してもらうものではなく、病気を治すのは、『患者さん自身』です。私たちは患者さんの不安を理解し、リスクを共有して共に治療に取り組んでいきたいと願っています。もし、お身体の不調を感じたり、病の宣告を受けて不安に感じておられるのであれば、躊躇することなく、安心して外科を受診してご相談ください。

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